派遣ＰＧになりたい人へ - 30歳、派遣プログラマになる

　派遣というのは、フリーランスやどこぞの企業から常駐という形で派遣先会社へ赴き、仕事をする形態です。

　働いている会社は、派遣先の会社ですが、所属は派遣元の会社または個人ということになります。

　派遣元の会社には、正社員として所属する場合もあれば、非正規社員として雇用されている場合もあります。

　重要なのは、所属しているのは派遣先の会社ではなく派遣元の会社ということです。

　分かりやすいのが、給料については、あくまでも派遣元の会社の給与テーブルに基づいて支払われます。なので、派遣先がどれだけ優良企業で高給でも、派遣元の給料が低いということがあります。

この記事では、フリーランスではなく、派遣元の会社から派遣として仕事する、ことについて書きます。

　自分は上で書いたように派遣ＰＧです。結構良い企業に入って仕事しています。

良い企業と書きましたが、名前を聞けば、「あぁ、あそこね」って分かるレベルの会社です。

　派遣先の会社で仕事をしており、当然業務内容は派遣先の会社です。命令系統も派遣先になります。

　自分の場合は世間一般にホワイト企業と呼ばれる場所に派遣させて頂いており、仕事もホワイトです。

　残業が無い、、といえばウソになりますが、仕事の管理体系がしっかりしており、明らかに納期に間に合わないような仕事が入ってくることはありません。

　派遣ＰＧになれば、先にも書いたように有名な企業で仕事ができる可能性があります。そこで技術を磨けば、転職に活かすことや、その企業に直接雇用の話(ヘッドハンティング、社員引き抜きとも言えます）を頂くこともできます。

　派遣先がホワイト企業ならば仕事も楽になります(勿論、そうじゃない場合もあります）。

若い内に技術を磨くために派遣ＰＧになるのはアリだと思います。

ただ、経験を重ねているのであればナシだと思います。

大きく２つあります。

　①は、派遣先で役職が上がことはないのは、そこの会社の社員ではないので当然上がることがありません。どれだけ成果を残しても派遣先の会社では一生平社員未満です。

　②は、派遣元の会社というのは、派遣先に比べて小さい会社であることが多いです。そのような会社で勤めても給料は上がりません。当然ながら、派遣先から派遣元へ支払われる金額（単価）以上になることもありません。

　③は、派遣先の会社で社員として勤めているわけではないので、いつでも契約を切ることができます。派遣元の会社に所属しているので無職にはなりませんが、４０、５０と歳を重ねた人間を、例え派遣であっても欲しがる会社が果たして多いでしょうか？

　仕事ができないと、会社にも居づらくなるため、自然と退職（または辞職を促される）することになるでしょう。

　派遣ＰＧを目指している人、よく分からないまま派遣元企業へ入ろうとしている人、今すぐやめて、ちゃんと雇ってもらえる会社へ就職するようにしましょう。